アメリカでの生活とアートについて

素敵な視覚世界を持つコートニーさん

今日、V+Vギャラリーの工房でコートニーさんの作品制作を手伝いました。コンクリートをひたすら作り、一緒にモザイクや羽を立体作品に貼り付けました。

科学者である彼女の夫が言うには、人間や動物、植物などのDNAはピンクの砂浜にそっくりだとのことです。この彫刻の木は、神話にある邪悪な神様を捕まえる木だそうですが、そうした生命を感じさせるためにピンクのモザイクを使ったのだと思います。

制作の休憩中に彼女が突然取りだしたのは、このサングラスです。かけてみると一般的に販売されているサングラスより赤みがとても強いです。

このサングラスの箱に記載されている、https://enchroma.com/を開くと販売店の情報とこのテストが出て来ます。

彼女が言うには、彼女が見えている世界を体験できるサングラスだそうです。かけてみるととてもきれいな風景で、しばらくかけていました。

けれどクリスマスの時には、町中が赤と緑だらけになるので、目がチカチカして町全体が茶色になって辛いそうです。

話している時に興味深かったのは、私がある作品の白い部分を見ると淡いピンクに見えるのに、彼女は白と言っていたことです。

つまり同じ「白」という言葉を使っていても見えてる世界が違うということに気がつかされました。

こうした違いは、グラデーションのように広がっていますので、もっと白とピンクの違いがはっきり見えている人もいれば、曖昧な人もいるはずです。

そうなりますと、どこまでが障碍者になるのか判断が難しいと言ったケースが出ても不思議ではありません。

コンクリートのかき混ぜ作業にとても疲れましたが、充実した1日を過ごすことができました。この視覚の世界を知ったことで、前とは違う視野が広がったように思います。

*ブログ掲載許可済み