アメリカでの生活とアートについて

シンシナティ美術館

シンシナティ美術館に行って来ました。

私のアパートからバスで40分くらいです。正直、バスにはあまり乗りたくないのですが、片道どこまで行っても1ドル75セントです。

https://www.cincinnatiartmuseum.org/visit/tickets-admission/

やっぱり美術館に行くと落ち着くなぁ・・・。

美術館が面白いのは、人間の持つ創造力や深淵が垣間見えるからだと思います。またタイムスリップしているかのような感覚があるので、当時の様子に思いを馳せたり、制作のプロセスを想像することができます。同様に、化石や鉱物のコーナーも造形的な面白さはもちろんのこと、46億年の歴史に思いを馳せることができます。

さて、この美術館は日本の国立博物館や、マンハッタンのメトロポリタン美術館のように名画や海外の伝統工芸作品を多く展示しています。(スケールは小さいけれど)

デール・チフリーの作品

入り口にはデール・チフリーの大きなガラス作品がありました。世界中で作品を見かける作家さんなのですが、いつ見ても迫力満点です。確かベニスでも見た記憶があります。

古典から近代の作品のコーナーをぐるっと周り・・・、

次に入ったところはコンテンポラリーアートのコーナーです。こういった歴史的な美術館でも時々展示しており、現代的なテーマを扱っているので共感しやすいです。

作家名はハンク・ウィリス・トーマス(Hank Willis Thomas)、「すべての人は平等である…」がタイトルで、BLM運動に呼応した個展のようです。この方はビジュアルアーティストで、非常に分かりやすい作品を制作しています。アメリカの大学院の授業でも取り上げられていましたが、ナイキのブランドやバスケットボールのシンボルと結びついた人種概念に対する問題提起をしています。

名作のような時間の蓄積や深い精神性を感じるわけではないのですが、エンタメとしてとても面白いです。特に視覚的なセンスが素晴らしく、以下の写真や動画でも作品がトリッキーなことが分かると思います。

手を叩くと画面の映像が反応します。「聴覚障碍者のためのコンサート」として参考にされてもおかしくないです。
観客が動くと画像が入れ替わったり、「白人・黒人」などのメッセージが画面に浮かびます。