アメリカでの生活とアートについて

警官が変化しつつある

今日、警官が路上生活者と一緒に仲良く座って談笑を交わしていました。この路上生活者のおじいちゃんはアメリカ系アフリカ人で、いつもこの辺りで寝ています。心温まる光景だったので「写真を撮らせてください」というと警官はにっこり「オーケー」と返事をしてくれ、路上生活者の方は急に袋から何かごそごそ取り出そうとしていました。(何を見せたかったのだろうか笑)

最近、ここボルチモアでは警察官の様子が変わり、地元の住民と和んでいる姿を見かけるようになりました。以前はずっとパトカーに乗ったままで、車から降りても威圧的な雰囲気でした。

以下はBCCからのニュースです。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20200626-00000057-ann-int

ボルチモア近くのニュージャージー州のカムデンでは、殺人の発生率が全米平均の18倍に上るなど、凶悪な街だったそうです。しかし、2012年に警察解体が行われ、全く別の警察組織が作られました。新しい警察官の目標は「厳しく取り締まること」ではなく、「地域に溶け込んで、住民たちと顔見知りになること」でした。

このカムデンでの成功は、私たちが人間関係を構築するための重要なヒントが多く含まれています。つまり日頃から対話を積み重ね、何があっても穏やかさを持って根気良く付き合っていけば、少しでも良好な人間関係と和解、そして平和をもたらすことができるかもしれません。

もちろん信頼関係を築くことは容易なことではなく、そもそも価値観が合わない人もいます。それでも、この犯罪減少の結果のように全体的な争いを少しずつ減らすことは可能だと思います。

立役者のザキーム・ジェームス警部は「普段から住民と向き合い、信頼関係を築くこと」が犯罪減少の成功の秘訣だったと語っています。

私が高校で教師をしていた時にも経験したことですが、生徒の行動を厳罰化せず、ある一定の自由を与えた方がうまくいったものです。
今ボルチモアでも、住民と警官が知り合いになろうと努めているようです。