アメリカでの生活とアートについて

誰かからの贈り物

今年の2月ごろ、私のスタジオに小さな封筒が置いてありました。この中に様々なポストカードが含まれており、そのうちの一枚にはこんな文章が書かれていました。

「子供にとってどの音も新鮮なので、常に注意を払っています。素晴らしい音楽を作り出す生来の力も持っているので、棒で鍋などの容器を叩くのが大好きです。ああ、私も幼い子供だったので、確かにポットで演奏していました!私の小さな耳にはメロディーが響いていて、その音だけで音楽が存在していました。」ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 1852年6月9日

ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817–1862)

色々調べてみたら、このソローという人はアメリカのウォールデン湖畔の森の中に自らの手で小屋を建て、自給自足を2年間送った人です。そして、わずか44歳で亡くなった彼の思想は、多くの詩人や作家に大きな影響を与えたそうです。

きっと、私の人工内耳による体験話にインスパイアされた人が、このハガキを贈ってくれたのだろうと思います。封筒とポストカードは経年変化によって色褪せていたので、その人にとって大切な宝物だったのだろうと胸が熱くなりました。

ここで私への贈り物をくれた方にThank you so much for your kind giftとお礼を伝えたいです。