アメリカでの生活とアートについて

マンハッタンの美術館情報(1)

私はコンテンポラリーアートを中心にリサーチしているので、時間がない時には、モマ美術館(MoMA) 、モマPS1MoMA PS1)、 グッゲンハイム美術館(Guggenheim)、 ニュー美術館(New Museum)、ホイットニー美術館(Whitney Museum)を周ります。

この間は、モマ美術館、ニュー美術館、ホイットニー美術館と、メット・ブロイラー(Met Breuer)、クーバーヒューイット美術館(Cooper Hewitt Museum) に訪問しました。

まずニュー美術館ですが、チェルシー画廊街やチェルシーマーケットのそばにあります。今回は、Whitney Biennial 2019という企画展示でした。

エバ・ヘス (Eva Hesse)の作品で、彼女はわずか34歳の時に命を落としています。本作品は有名な代表作で、近くで見るとロープに樹脂が浸してあり、飴色のようになっています。

こちらは草間彌生(Yayoi Kusama)の作品です。

マイク・ケリー(Mike Kelley)です。何度見ても若々しいというか、素材さえ交換すれば、今見ても新鮮味が感じられる作品です。アートは、時代が変わってもこういったリアリティが必要だと思います。

キキ・スミス(Kiki Smith)のタピストリーです。彼女は、リアルな糞尿や臓器、血痕などを表現しており、美術館側から展示を拒否されたりしていたアーティストです。しかし彼女の作品は生き生きとした生命力が溢れています。

近年は、神話的で神秘的な作品を多く制作しており、前世が魔女だったのではないかと思わせるような雰囲気と美貌の持ち主です。

ライザ・ルー(Liza Lou)の作品です。ビーズを1つ1つ丁寧に並べており、気の遠くなる時間を感じさせます。作品の雰囲気からアフリカ系作家だと思っていたのですが、実際はアフリカに移住していたためのようです。

この作品を見たときに、すぐポール・マッカーシー(Paul McCarthy)だろうと思いました。この人の彫刻やパフォーマンスはきわめて性的でグロテスクですが、重要なのは「刺激的な表現」が評価されているのではありません。

ジデカ・アクーニーリ・クロスビー(Njideka Akunyili Crosby)です。若いペインターで、権威あるオークションで作品が高値で落札されるなど注目されています。

終わりに、レイチェル・ハリソン(Rachel Harrison)です。大規模な個展形式で展示していました。様々な素材の組み合わせにより、あたかもギリシア神話に出てくる半獣人のようになっています。