アメリカでの生活とアートについて

マンハッタンのギャラリー情報2

今回チェルシーのギャラリー街を周った時には、既に名声が定まったアーティストの作品の出展が多かったです。例えばKeith Sonnir (Paul Kasmin Gallery ) アーティスト名(画廊名)ライトやガラスなどを使った作品、Zilia Sanchez (Galerie Lelong & Co. ) の半立体の作品が見られていましたが、欧米のアートシーンでは著名なアーティストです。

大御所のPetter Halle (Creene Naftali) の作品、今回は迷路のようなインスタレーションです。

Mary Course (Pace Gallery)の作品はよく 美術館でよく見られるのですが、ガラスフィバーを使っているので、不思議な輝きをしています。

グループ展 (FLAG Art Foundation)です。ドガなどの古典名作を、Nicolas Party (アーティスト)のパステル作品と組み合わせることで奇抜なインスタレーション会場となっています。

Anish Kapoor (Lisson Gallery) 世界中の美術館で展示されている、トップレベルのイギリス人アーティストです。いつ見てもスケールがあり迫力満点です。ここまで徹底したミニマリズムならば宇宙的に感じられても不思議なことではありません。しかし鑑賞者がクリアに鏡に投影されることで、あたかも人間こそ宇宙の中心にいるのだと出張しているかのように見えます。

Richard Serra (Gagosian Gallery ) 全世界中に作品があり、特に巨大な彫刻作品が多いです。マイカでもこれは果たしてランドスケープなのか?彫刻なのか?なのかどうか議論になりましたが、結局彫刻だと中国の学生がホワイトボードに数式を書いて結論づけていました。理屈はどうあれ、アメリカにいてもただただ圧倒されます。

Robert Longo (Metro pictures) チャーコルのみで描かれており、写真と絵画の中間のような不思議な空間となっています。作品の縦横サイズがおよそ2〜3メートルもあり、サイズが重要な作品なのだと思います。

Philip Taaffe (Luhring Augustine) この画廊で毎回展示されているアーティストなのですが、私のお気に入りです。コラージュやプリントを複雑に重ねており、かなり複雑な工程を経ています。写真だと分かりにくいので、現地で直接見た方がいいと思います。

Yayoi Kusama (Mucciaccia Gallery) 草間さんの作品もあり、今回は割と小さな画廊でしたが、普段はトップ13の画廊に入るDavid Zwirnerなどの大きな画廊で展示されています。

下の作品はまだ新人の方だと思いますが、Trisha Donnelly (Matthew Marks Gallery) 大理石の衝立がモノリスのようでシンプルな配置です。人物の奥に映像が投影されています。私は正直、スタイルが重視された中途半場な作品だと思いましたが、こういうコンテキストもあるということでのせておきます。

Mike Kelley (Hanser & Wirth New York) 日本のワタリ美術館でも展示されていたことのある、世界的なアーティストです。性的な描写が多いのですが、アウトサイダーの要素が持つ魅力が感じられつつも知的でユーモアのセンスがあり鑑賞者の固定概念を揺さぶります。

Nathalia Djurberg and Hans Berg (Tanya Bonakdar Gallery) 初めて見たので新人だと思いますが、完成度がとても高かった作品です。ヤン・シュヴァンクマイエルのようなアニメーションで、女性へのバイアスや性被害を表現しているようです。床にある粘土細工の鳥はよく作り込まれており、ティム・バートンの世界のようです。

マンハッタンの美術館情報 1へと続きます。