アメリカでの生活とアートについて

アメリカの美術大学探し

アメリカには少なくとも80以上の有力な美術大学があるそうです。大学院には、学部を出てからプロとして活動されていた方もいます。アーティストレシデンスを経験、または他国で美大教授だった方もいます。

修士課程には選考条件があり、大学によっては少し英語力を大目に見てくれます。また学部と違って研究目的や推薦状が重視され、国を超えた提携も大切です。個人的には、学部生の方が4年間しっかりコンテキストを学ぶことができるし、教授やクラスメートとのつながりも構築できるのではないかと思います。(私は博士課程修了者だったため修士課程のみ出願をしました)

そして、可能なら応募前にオープンスタジオに訪問することが重要です。大学や科によって、スタジオのタイプや人種構成が変わります。私自身、イギリスとアメリカのいくつかの大学に訪問したとき、スタッフや生徒と対話することで色々な情報を掴みました。その時に、大学の特色、傾向をしっかり掴むことが大切だと痛感したものです。生徒同士が一緒に制作する大きなスタジオもあれば、個室があるところもあり、それぞれに長所短所があります。

日本からはるばる大学まで訪問したのにスタジオが非公開だったり、想像していたのと違っていたりします。これはその年によってニーズが変わり、寄付金との関係、人種差別是正、人種枠もあるためだそうです。(アファマーティグ・アクションのことではなく、アジア系の人種枠あるらしい)しかし逆に運営資金のために、アジアから生徒を多く取る大学もあると聞いています。

その上、一般応募しているにも関わらず既にある一定の内定者が決まっている時もあるそうで、外国人にとって残り枠を競い合う椅子取りゲームのようになると言われたことがあります。マイカのスタッフによると、近年は中国の生徒たちが突出しているとのことです。彼女が言うには「英語力、理論、技術、センス、全てがとても優れているのよ。」とのことです。私の大学院合格に関しても作品とコンセプトだけではなく、日本での実績(学歴)も考慮されたようです。

マイカは少人数で指導する方針を取っています。全米でも高い教育水準に入るので、生徒の情熱が溢れています。

結局、海外の大学は生徒の能力だけではなく、大学のニーズ、生徒との相性に左右されるのかもしれません。近年はオンライン応募で、かつ世界からの応募人数が多いということもあり、アメリカ人の修士課程出願者でも毎年およそ10〜20校に応募するそうです。

*最新情報は常に変わるのでオンラインか現地でしっかり調べてください。可能であれば生徒に大学の傾向や状況を聞いたり、事務の方に試験情報を聞いた方が良いです。私がオープンスタジオに行った時にはもう席がないと言われたこともあります。

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