アメリカでの生活とアートについて

ジョーン・ジョナスさん

京都賞受賞記念を受賞し、12月に日本でもパフォーマンスをされるジョーン・ジョナス さんが私のスタジオに来てくれました。ジョナスさんは、世界でも知名度の高い方です。個人講評は抽選で9人だけでしたので、非常に幸運でした。

私の作品を見てくださり、2つのポイントに絞ってアドバイスしてくれました。1つ目は、パフォーマンスをする時に、能舞台を参考にするようにということでした。2つ目は、私の作品をお見せしないと説明が難しいのですが、日本画で鍛えた複雑で繊細な部分を維持するようにとのことです。

そのあと大学全体に向けたレクチャーが終わり、学長、副学長、キュレーター、コレクターも含めてセミナールームでディナーを取りました。その時にジョナスさんから皆へアドバイスがありました。

「非現実的な期待はしないでください。作品が決して認められるとは限りません。それに、常に不透明な状況で制作しなければならないかもしれません。だからこそ、あなたは自分の仕事を信じ、愛さなければなりません。日夜懸命に働きなさい。そして、お互いのために一緒に展示することができる仲間を見つけてください。」

パフォーマンスの先駆者として努力してきた彼女らしい言葉です。レクチャーでは、初期の頃からの作品も見せていただいたのですが、70年代と思えないほど先駆的で、かつセンスも素晴らしかったです。